運任せ。

かれこれもう数年

運試ししていない。

なぜ年始の真新しい気持ちの中で

小吉や末吉や、はたまた凶などという

著しく気持ちが不安になるかもしれぬものを

引かなければならないのか!

極めてコワい!


人間には必ず幸福な時、そうじゃない時がある。

それは生きていれば仕方のないことだ。

というか人生は必ずバッドエンドだ。

だって100パーセント最後は死んで終わりだからだ。

バッドエンドというよりはジエンドだ!

今日死ななくてもいつか死ぬ。

何もかも手放す時が誰にだって訪れる。

しかしタイミングがいつかは分からないのがまたそれも人生だ。

その途中の、人生の中でも山のように

悲しいことがあるし、やりきれないこともある。

つまり人生は初めから終わりまで辛いことだらけだということだ!!

滅多に幸せなことなんてない!!!!

だからこそ、そんな年始のタイミングに嫌な思いをしたくない。

そりゃ「大吉」を引けばハッピーハッピーだが

でもそれも一時的なものだ。一瞬で忘れ去る。

「凶」を引いてでも見ろ。

気に病まないタチならいいが、

私は尾を引く。そして少しでも風邪でも引いたものなら

「ああ、今年は凶が出たからな」と何かと

紐付けしようとするのだ!!!!

この人間の愚かさ!どうしようもなさよ!!!


というわけで、

少しでも損傷を少なくしたい小心者の自分としては

「気にしない」という風に気持ちを持っていくため

「はじめから運試しはせぬ」

という結論に至る。


ちなみに、物語は割とハッピーエンドが好きだ。

それは先にも述べたが

現実は必ずバッドエンドなので

フィクションはハッピーエンドがいい、

と、こういうことである。